2016/02/21
as it is
最近、あ、いいなと思う建築が中村好文さんのものが多い。
そんなこともあり、いつか行ってみたいと思いつつ、アクセスしにくいことから
躊躇していましたが、先日思いきって行って来ました。
電車とバスとタクシーを乗り継いで、ようやくたどり着いた丘の上の小さな美術館「as it is」
佇まいも素敵。
古道具屋を営むオーナーの審美眼にかなった物達がその空間に溶け込む様に展示されています。
それも古くは12世紀のマリの土器から、現代の日本の子供が書いた手紙まで...
年代も国もジャンルも様々なのに、不思議と馴染んでいるのが何とも興味深い。
as it isは「あるがまま」という意味で、1952年に柳宗悦が英国で仏教美術について講義した際、
その基本思想を伝えるために使った言葉だとか。
奇を衒った物ではありませんが、人々と共に生きたその道具達の、さりげなく優しい美しさが
そこにはありました。
「あるがまま 」いい言葉。
[thridda] posted at 2016/02/21 1:45:05
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